どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、独学のアウトプット。現在は情報セキュリティの勉強中。

習慣の改善は公言せず一人でひっそり始めよう


スポンサーリンク

 

「習慣の改善」と「目標の公言」について思うこと。

 

目標は「宣言したほうがいい」?

習慣を変えたいと思った時、僕たちは、

「一気に」かつ「完全に」

変革することを望みがちだ。

  • 毎日必ず◯◯時間勉強する!
  • 毎朝必ず◯◯時に起きる!
  • 毎晩寝る前に必ず◯◯をする!
  • 毎日必ず◯◯を食べる!
  • 通勤電車の中で必ず◯◯をする!

などなど。

 

しかも、このようなことを大声で周囲に言いふらしたりする。 

 

ある人は言う。

「目標は大きく公言して、自分にプレッシャーをかけるんだ。その方が達成しやすい」と。

確かに、それでうまく人もいるのだろうな、と思う。

 

しかし……

 

プレッシャーで自爆するタイプ

僕は、この考えに反対だ。

 

確かに、目標を公言することでプレッシャーがかかる。この点には同意する。

 

しかし、まさにそのプレッシャーゆえに、僕の場合は目標を達成できなくなる。

「やらなければ」というプレッシャーを人一倍強く感じてしまい、心理的に抑圧された状態になってしまうからだ。

そして、公言したことなんて無視し、やけくそになって全て投げ出してしまうだろう。

 

静かに淡々と生きていたいタイプの人間にとって、「目標を公言して達成!」タイプの成功経験談はあてにならない。

 

 

根付いた習慣を変えるには時間がかかる

何ヶ月もかけて、ようやく一つの小さな習慣を変えられれば万々歳。

習慣を変えるならば、それくらいの期間を見積もった方がいい。

「今日からは、新しい習慣を完全かつ継続的に実行する!」と宣言してみても、そんなことは無理なのだ。

 

あるいは、二週間くらいであれば、一時的に新たな習慣を続けられるかもしれない。

しかし、年単位で継続できる強固な習慣=「本物の習慣」を身につけるには、時間がかかる。

 

それほどの長い期間に渡り、自分が言い放った「大きなこと」の重荷を背負って生きるのは、辛いことだ。

 

その重荷に耐えられる人は、強い。僕には難しい。

むしろ、最初から誰にも何も言わず、一人で静かに変えていった方がいい。

「常に目標を思い出しておきたい」と思うなら、人に宣言するのではなく、紙に書いて目に見えるところに貼っておけばいい。

 

 

ある作家の意見

アーノルド・ベネット『自分の時間 (単行本)』に、こんな一節がある。

きっぱりとした決意をもって事にあたる場合、私たちの根底には、常に自尊心がある。入念に計画した企てが失敗すると、この自尊心は致命傷を負う事になるのだ。

だから、何度もくり返して言わせてもらおう、「習慣を変えるなら、あまりに大きなことを公言せず、さりげなく始めなさい」と。 (同書、P.82)

 

完全に同意する。

言う必要のないことを言って、大切な「自尊心」に余計な傷を負わせるのは愚かだ。

沈黙は、時に雄弁に勝る。

 

 

とは言うものの結局は人による

ただし、目標を公言することでエネルギーを得られるタイプの人がいるのも、どうやら事実らしい。

大切なのは、自分に合ったやり方で取り組むこと。

ただ単に「尊敬している人がこんなやり方をしていたから!」という理由で、何らかのメソッドを真似しても、自分に合っていなければ逆効果だ。

 

「自分の時間」を大切にしながら、自分なりのやり方で、ガンバっていこう。

 

 

今回紹介した本。

自分の時間 (単行本)

自分の時間 (単行本)

 

 

「習慣化」といえばこの本もおすすめ。 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)