どくどく記 〜読書と独学の記録〜

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【世界史メモ】イスラーム国家は宗教ありき?


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西洋古代史、イスラーム史と勉強してきて、気がついたことがある。

キリスト教世界とイスラーム世界との「国家」の違いについてメモしておく。

 

キリスト教世界の形成

紀元前後頃、イエスは、ローマ帝国の一部であった現在のイスラエルにおいて、ユダヤ教を改革した。彼の弟子たちは、師の教えに基づいて、後年「キリスト教」を完成させた。

キリスト教は、次第に帝国内へと広まり、ついには国教となり、ヨーロッパが「キリスト教世界」として一体化することとなった。

この場合、ローマ帝国という「国家」が先にあった。

 

イスラーム世界の形成 

紀元6世紀頃、ムハンマドは、ユダヤ教やキリスト教などの一神教の教えに基づき、メッカにおいて、イスラームという新しい信仰の形態を作った。

そして、イスラームの教えを広めるために、広大な土地を征服し、国家を作っていった(……ように見える)。

この場合、イスラームという「宗教」が先にあった。

 

ムハンマドが作った国に、名前はない。

彼の国は「イスラーム帝国」と呼ばれる。これは宗教の名前だ。

その継承者である「ウマイヤ朝」「アッバース朝」は、いずれも国の名前ではなく、「王朝の名前」「支配者の家の名前」だ。

 

イスラームに関して言えば、宗教が広まっているところがそのまま「国家の領域」ということなのだろうか。

それ以前に、過去の人たちの「国家観」が不明だ。

現代人とは違った見方で「国家」を捉えているようだ、ということは感じるのだが……。

このあたりは、現在使っている教材ではよくわからない。いずれ、専門書を紐解かなければいけないと思う。

 

今後の課題:現在への影響は?

かつてのイスラーム世界が、「国家」より先に「宗教」があったとして、そのことは、現在のイスラーム国家群にどう影響を与えているのだろう。

今後の課題の一つとしたいが、今はその疑問を横に置いておき、引き続き「通史」を行っていくことにしよう。

勉強は、まず大きな枠を作ることが重要だからだ。