どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、独学のアウトプット。現在は情報セキュリティの勉強中。

「飽き性」な社会人が勉強・独学を続けるためには?


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僕は性格的に「飽きっぽい」ところがあります。

次から次へと新しいことに興味を持ち、あれこれ手をつけはするが、どれも中途半端なまま。ただ、裏を返せば「好奇心旺盛である」とも言えます。

 

この特性を、うまく独学に活かせないか。

そう考え、以下のアイデアを実行しつつ検証中です。今のところ、うまく行っていると思います。

「勉強に取り組みたいが、なかなか続かない……」と悩んでいる社会人独学者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

1.学習テーマを1ヶ月ごとに変える

飽きっぽいのなら、飽きる前に次に移ってしまえばいいじゃない!

ということで、1ヶ月ごとに勉強のテーマを変更しています。単なる思いつきで始めたのですが、案外、いい感じです。

 

この方法のメリットは以下の通り。

  • 常に新鮮な気持ちで勉強できる
  • 時間制限があるので集中して効率よく学べる
  • 「飽きて途中でやめた」という罪悪感を抱かずに済む

 

特に最後の「罪悪感を抱かずに済む」って大事だなぁ、と思います。

僕は「飽きっぽい」だけでなく、「完璧主義」に陥りやすい傾向があります。計画通りに勉強を進められないと、すぐに落ち込みます。

でも、落ち込んでいる時間って、はっきり言って無駄です。そんなことをしているくらいなら、ギャグマンガでも読んでゲラゲラ笑っている方がいい。

 

1ヶ月ごとに勉強のテーマを変えていくと、「罪悪感」の問題をクリアできます。

「そろそろ飽きてきたし、やめたいな……」と思い始める頃に、「勉強をやめなければいけない期限」が来るからです。

最初から「やめる」と決めているのですから、罪悪感は全く湧きません。むしろ名残惜しい気持ちさえあります。目を背けながら気まずい気持ちでそっと立ち去るのではなく、手を振って「また会おうな!」と爽やかに別れを告げることができるのです。

そして、時間の無駄なく、新しいテーマへと移っていけます。

 

ただし、1ヶ月で学べることなんてたかが知れています。

「もっと勉強した方がいいな……」と感じるテーマについては、別のテーマを挟んだ後、改めて取り組むようにします。

同じテーマを連続して2ヶ月続けるより、敢えて「休息期間」を挟んだ方が、気持ちも新たに効率的な勉強ができるのかなぁ、と感じています。

 

なお、期間を「1ヶ月」としたことについて、特に合理的な理由はありません。

ただ単に、勉強の予定を立てる際、ひと月ごとの方が管理しやすいので、そうしただけです。

なんなら、無理に1ヶ月やらなくてもいいのです。「なんとなく飽きたな」と思ったらテーマを変更する、くらいの感覚でもいいかも知れません。

「なんと節操のない!」と思われるかも知れませんが、「勉強の習慣」自体をやめてしまうよりは確実に得るものの方が多いですよね。だから気にしなくて大丈夫です。

 

 

2.休日は勉強しない

普通、勉強しようと思ったら「まとまった時間」に注目すると思います。

具体的には「休日の活用」を考えるでしょう。

 

しかし、僕は基本的に平日しか勉強しません。休日は、丸ごと休養に充てています。

なぜか。もちろん「毎日勉強すると飽きるから」です。

平日も勉強して、休日も勉強して、というのは、やはり「飽き性」には辛い。

ですので、思い切って休日は勉強をお休みし、平日だけ集中して取り組むことにしました。これも、僕にとっては効果的な方法として機能しています。

 

 

平日しか勉強しないことにはもう一つ理由があります。というより、こちらの方が理由としては大きいです。

正直これは「飽き性」とあまり関係ないのですが、せっかくなので書きます。

意外かもしれませんが、「平日に勉強した方がラクだから」です。

 

平日は、仕事のために多くのエネルギーを使っています。

自分のフルパワーが10だとして、仕事で7のエネルギーを使っていても、残った3を勉強に回すことは、案外できるものです。(7→10)

一方、休日の午後、心身ともに完全にリラックスしている時は、気持ちをゼロから奮い立たせて「よし、勉強しよう!」と決意して、取り組むことになります。(0→3)

 

使うエネルギー量が同じだったとしても、後者の方が「負担が大きい」と感じるのではないでしょうか。

主観的には、0を3にするより、7を10にする方が簡単なのです。

(この現象、ちゃんと名前がついています。高校生物で「なんとかの法則」として習ったと思うのですが、忘れてしまいました。ご存知の方がいらっしゃればぜひ教えてください)

 

休日に無理して勉強すると、リフレッシュする暇がなくなります。

そして、いつか必ずバテます。

力尽きてぶっ倒れるようにストップしてしまうと、立ち上がって再開することは結構難しいのです。それなら、倒れないように意識的に休みながら走った方が良い。

もちろん「勉強自体が楽しい! これが俺のリフレッシュタイムだ!」ということであれば、好きなだけやればいいのです。

しかし、僕にとって勉強とは「楽しく、苦しい」ものです。やればやるだけストレスが溜まります。

ストレスは、平日にまとめて受け取る。そして、休日にまとめて発散する。

長い目で見ると、この方が「継続」できるのかなぁ、と感じています。

 

 

3.「目標の7〜3バランス」を覚える

「集中力」や「モチベーション」が一定の状態に保たれることはありません。必ずムラがあります。僕たち「飽き性」の人間は、特にその傾向が顕著です。

そして、勉強の予定を作ったり、目標を設定する時というのは、大抵モチベーションが高いとき。必然的に、予定や目標は「無理しすぎ」になります。

 

そこで導入するのが「目標の7〜3バランス」という考え方です。

これは僕が考えたものではなく、下園壮太氏の『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』で紹介されている考え方です。

以下、同書から抜粋します。

なりたい自分を10とし、現在の自分を0としたら、具体的な行動を、7から3の間にイメージするのが7〜3バランス目標設定法だ。

(同書、66ページ)

この際、「80点をとってはいけない」のです。

これには「なぜ?」と疑問が湧くでしょう。「目標は多く達成できればできるほどいいのではないか??」と。

 

著者は「意識」と「無意識」という観点でこの疑問に答えています。

「意識」は、自分の頭で描いた理想の通りになろうとします。一方、「無意識」は、現在の自分を維持しようとします。

  • 意識:なりたい自分になろうとする(0→10)
  • 無意識:今の自分でいようとする(0→0)

人間の心の中では、これら二つの方向性がぶつかり合っているのだそうです。

体感としてもわかりますよね。生活の中でこのような「ぶつかり合い」を感じる機会は多くあるでしょう(特に、寒い朝、布団から出るときなどは……)。

 

「意識」に従いすぎていきなり大きく変化してしまうと、反動で「無意識」からの揺り戻しがきます。ダイエットで言うところの「リバウンド」ですね。

しかし、「無意識」に配慮しすぎて、理想の1割程度しか変化できなかったとしたら、心の中に「変わった感じがしない」という不満が残ります。

 

そこで、「7〜3バランス」です。

理想に対して「7〜3」の成果を達成できた状態であれば、

  • なりたい自分になろうとする「意識」は「これくらい変われたなら、まあいいだろう」と納得します。
  • 今の自分でいようとする「無意識」も「これくらい同じ部分が残っているなら、まあいいだろう」と納得します。

どちらも納得してくれるので、揺り戻しなどが起きることもなく、無理せず継続的に目標の方向へと変化していけます。

つまり、「意識」と「無意識」の双方が納得し、継続的に取り組むことのできる目標のバランス、それが「7〜3」程度なのだそうです。

 

長々と説明してしまいました。あとはざっくり行きます。

これを勉強の予定や目標に応用するなら、例えば、

  • 1ヶ月で英単語を100個覚えよう!

という「理想」を描いたとしたら、実際には、

  • 70〜30個覚える

ということです。簡単ですね。

 

ブログ執筆に応用するのであれば、

  • 毎日記事を投稿する!

という理想に対して、実際は、

  • 月に10〜20記事投稿する

というラインを達成していきます。*1

応用しやすいのも「7〜3バランス」の長所の一つですね。

 

この目標設定法の良さは、すぐにはわからないかもしれません。しかし、1〜2ヶ月と継続していくと、真価が見えてきます。

「無理してる感」がなく、かといって「サボってる感」もない。適度な負荷と共に、ゆっくり自分が変化しているのを実感することができます。

そして、この「ゆっくりではあるが、望む方向に変われている」という実感そのものが「自信」を養成し、「モチベーションの維持」にも繋がっていくのでしょう。

 

とにかく、「目標の7〜3バランス」は非常にオススメの考え方なのであります。

書店で同書を見つけたら、ぜひ「7〜3バランス」の部分だけでも立ち読みしてみてください。きっと、得るところがあると思います。

自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術

自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術

 

 

 

久しぶりにちゃんとした記事を書いた気がします。文章を書くのは疲れますが、楽しいですね。

ぼちぼち続けていきます。

 

*1:安定的に「月10記事」を書けるようになったとします。次の目標の決め方は、「月30記事」の理想に対して「20記事」足りないわけですから、その「7〜3割」すなわち1月に「14〜6記事」プラスで書けるようにする。すでに安定的に書けている「月10記事」と合わせて、「月16〜24記事」が目標ラインになります。詳しくは『心の疲れをとる技術』を参照してください。