どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

健康について学ぶための指針

デカルトは『方法序説』でこう書いている。 健康はまぎれもなくこの世で最上の善であり、ほかのあらゆる善の基礎である。というのは、精神でさえも体質と身体器官の状態とに多分に依存しているため、人間たちを共通に今までよりもいっそう賢明で有能にする何…

『日本でいちばんわかりやすいプログラミングのドリル』楽しく解いて学べるクイズ本

この記事は、2018年6月17日、プログラミング学習用に作った別のブログで書いたものですが、そちらを閉じたので、「どくどく記」本体で再掲することにしました。 プログラミング独学の状況 取り組んでいる本 現在(2018年6月17日のこと)プログ…

「どくどく記 2.0」のために

カテゴリに「体系化」を反映させた この記事で示した方針に従い、ブログのカテゴリを主要な6つのテーマに分けて整理した。 www.redphos.com 「読書と独学の記録」だけあって、テーマ「方法を探求する」に配置した「読書術」カテゴリの記事が一番多い。書く…

「エビデンスに基づく」の意味

今日も電車で『究極の食事』の広告を眺めていた。 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 作者: 津川友介 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2018/04/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る この本は、Evidence Basedすなわ…

電車の書籍広告に思う

1 ある電車の広告スペースに、新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』と津川友介『究極の食事』が掲載されていた。どちらも読んだが、良い本だ。 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者: 新井紀子 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2018/…

読書・独学の方法をアップデート中

体系化の試み まず、自分の「読書・独学のテーマ」を6つに分け、体系として形成してみた。*1 6つのテーマとそこに内包される主な科目は以下の通り。 方法を探求する:思考法、論理学、読書術など 生存する:災害、犯罪、健康、新技術への適応など 世界を把…

食事における「不完全さ」との付き合い

食事にはこだわりたいと思っている。自分なりの「理想の健康的な食事」像も、一応ある。 しかし、先日の記事で取り上げたように、理想を100%叶えることは難しい。現実には様々な制約がある。 具体的には、①経済的な制約、②社交的な制約、そして③娯楽上の…

不完全さと、理想と

1 大体、完全な形を求めるから失敗する。 ブログを書くにしても、 「きちんと構想を練り、時間をとってパソコンの前に向かい、文章の構成を工夫し、投稿する前には何度も推敲を重ねて……」 なんてやろうとするから、続かない。僕のことだが。 このような書き…

独学の先に目指すもの:生存

1 独学者、書斎を見つける 独学者としての目下の悩みは「書斎がない」ということである。 必要なのは、良い椅子と、良い机。それから、良い照明に、良い音楽。そして大事なことだが、良い静寂。これらの要素を、我が家に求めることができない以上、外で確保…

大学教育を活用できなかった後悔

大学教育の意味も価値も、ロクに理解しないまま、受験を単なる「偏差値ゲーム」と捉えていた。 例に漏れず、入学後は遊び呆けた。授業に出ないで、効率よく単位を取ることがカッコイイと思っていた。酒と麻雀の日々だった。 時には、言い訳がましく呟いても…

歴史を知ることは問題解決の「仮説づくり」に役立つ

現代の社会で起きている問題は、同時代を生きる我々の目には「これこそ新しい」と映ります。しかし、大抵の場合、現代の問題は真新しいものではなく、過去にも似たような事例が見られるものです。 一般に、人類にとって「完全に未知の問題」というのは、少な…

難しい本はルーズリーフで読む

方法の対象となる本 難解な概念について説明している本を読む際に使用している。*1 体感している効果 難しい本の内容を、わからないなりに、記憶の中に取り込んでいける。知識として実際に使えるようになるまでには時間がかかるが、だんだんわかる部分が出て…

依拠すべき古典の選び方

「自分が依拠すべき古典を、どのように選びとるか?」 こんな問いを立てつつ、「古典」と呼ばれる作品をいくつか読んできた。 しかし、この問いは、方向性を間違えていたかもしれない。 逆だった。自分が古典を選ぶのではなく、古典がこちらを選ぶのかもしれ…

予定通りには進まない読書と独学

2月と3月はブログをサボっていましたが、まあ別に仕事でも義務でもありませんから、よいのです。書ける時、書きたい時に、雑多に書いていこうと思います。 西部邁さんの『保守思想のための39章』を精読していく計画を2ヶ月ほど前に立てたのですが、 www…

偏りを恐れない

「どんな偉大な思想も偏っている」と読んだのは、いつのことだったか。確かにそうだ、と思った。「あれもこれも読まなければ」という気負いが薄まり、楽になった。 自分の思想の偏りを正そうと、さかしく計算して、あちらでは『論語』を読み、こちらでは『聖…

速読・多読ではなく熟読へ/本の選び方

速読は、基本的に読み返さない。印刷されている文字の形から、その意味するところを「イメージ」として読み取り、頭の中で次々と映像を流すように情報を処理していく。 この処理は、百マス計算を解いている時のそれと似ているように思う。 時間をかけない 直…

西部邁『保守思想のための39章』を少しずつ読んでいく

先日、評論家の西部邁さんが亡くなりました。 川に飛び込んだとのことです。最後の著書となった『保守の真髄』の中で示唆されていたことではありましたが、こんなに早いとは思っておりませんでした。 ご冥福をお祈り申し上げます。 西部さんの著書は、5年ほ…

2017年、買った本は170冊、費やした金額は20万円

久しぶりの投稿です。 蔵書リストの変化でわかったこと 以前に記事にしたことがありますが、僕は自分の「蔵書リスト」を作っています。 www.redphos.com 去年1月の時点では、蔵書数は確か130冊ほど。 この記事を書いている時点で、総数301冊まで増え…

「問題を解いた印」をマルにするか、バツにするか?

河合薫氏の提唱する独学法「穴あけ勉強法」を試しています。 考える力を鍛える「穴あけ」勉強法: 難関資格・東大大学院も一発合格できた! 作者: 河合薫 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2016/02/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ …

「飽き性」な社会人が勉強・独学を続けるためには?

僕は性格的に「飽きっぽい」ところがあります。 次から次へと新しいことに興味を持ち、あれこれ手をつけはするが、どれも中途半端なまま。ただ、裏を返せば「好奇心旺盛である」とも言えます。 この特性を、うまく独学に活かせないか。 そう考え、以下のアイ…

【メモ】独学で歴史を学ぶとは何か。学者ではない僕たちができること

歴史学者は、普段、何をしているのか。 「史料」を読んで、それが意味するところを解釈し、「過去の出来事」がどのようなものであったか推測する。 そして、自身の歴史観に基づいて「過去の出来事」を筋道の通った物語=「歴史」として描き出していく。 これ…

読書に臨む3つのスタンス+α

「趣味は読書です」という人は多い。 しかし、その人は読書に何を求めているのだろう。読書への取り組み方が一致していないと、同じ「趣味は読書」の人同士でも話が合わないかもしれない。 そこで、僕が思う「読書に臨むスタンス」を3つまとめてみた。 1.…

最近の独学状況など

集中的なインプット中は、アウトプットに気持ちが向かいません。 これは初めてのことではなく、しばらくすれば自然と筆が進むようになることもわかっています。 ただ、完全にストップさせてしまうと再開が難しいので、少ない時期でも週2回は投稿できるよう…

議論の効用について

昔から、議論が下手だな、と思う。 それでも、下手なりに議論してみると、得られるものもある。その最たるものは、自分の中にある「言語化できていなかった考え」を、きちんと言葉にできる、ということだ。 言葉にできるということは、正体が明らかになる、…

架空戦記「東インド大戦」終:滅亡する者、旅立つ者

一週間空きましたが、今回のプレイレポの最終回です。 (スマホでは画像が見づらいので横向き推奨) 1.厭戦気分と宇宙移民計画 インドネシアに占領された日本列島を解放するため、オランダはフリゲート艦隊を派遣、インドネシア艦隊を打ち破り、見事に日本…

架空戦記「東インド大戦」5:同盟分断工作

(スマホでは画像が見づらいので横向き推奨) 1.「大英同盟」を分断せよ! 世界情勢は、イギリス・インド・インドネシアによる「大英同盟」と、オランダ・日本・オスマンによる「三国連合」の対立を軸に展開しようとしていた。 「同盟」の構成国であるイギ…

架空戦記「東インド大戦」4:割れゆく世界

(スマホでは画像が見づらいので横向き推奨) 1.去る脅威、その行く先は 本国・エレファン島の遥か南方の島に建設された都市、フローニンゲン。 鉄資源が豊富に産出され、オランダの軍事の要となっているこの都市を、現在、インドネシアの船団が包囲しつつ…

架空戦記「東インド大戦」3:反撃開始

(スマホでは画像が見づらいので横向き推奨) // 1.フリゲート艦隊、発つ 中国の奇襲を辛くも退けたオランダは、戦後、2つのことに取り組んだ。 1つは、「対中包囲網」を形成すること。これは、最高の成果となって結実した。現在、全文明が中国に対して…

架空戦記「東インド大戦」2:早すぎた戦火

(スマホでは画像が見づらいので横向き推奨) 1.開発進むエレファン島 オランダは、アムステルダム東方の山岳の麓に、第三都市「ユトレヒト」を建設した。 (© 2007-2017 Take-Two Interactive Software and its subsidiaries「CivilizationⅤ」より) アム…

架空戦記「東インド大戦」1:エレファン島の入植者

(スマホでは画像が見づらいので横向き推奨) 1.命名「エレファン島」 フン族によって故地を追われたゲルマン系の民族・オランダ人は、山を越え、海を越え、長きに渡った「民族大移動」の末、ついに彼らの第二の故郷となる島にたどり着いた。*1 オランダ人…