どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

本の紹介

『苦海浄土』人間として生きるための言葉のちから

目もみえん、耳もきこえん、ものもいいきらん、食べきらん。人間じゃなかごたる声で泣いて、はねくりかえります。ああもう死んで、いま三人とも地獄におっとじゃろかいねえ、とおもいよりました。いつ死んだけ? ここはもう地獄じゃろと──。 (石牟礼道子『…

「エルピス知力トレーニング」の思い出

昨日、『KGBスパイ式記憶術』という本を買った。*1 KGBスパイ式記憶術 作者: カミール・グーリーイェヴデニス・ブーキン,岡本麻左子 出版社/メーカー: 水王舎 発売日: 2019/02/01 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 胡散臭さ…

最近の「立ち読みメモ」のまとめ

立ち読みもまた読書である。 書店に立ち寄るたび、気になった本、ふと目をとめた本をメモするようにしている。 立ち読みは楽しい。その時々の興味関心によって、無意識に目をとめる本が変わってくる。気になった本を記録しておくと、自分の意外な興味の方向…

『法句経』第四品「華」から、心に留めたい2節

1 四八 わき目もふらず 華をつみ集むる かかる人をば もろもろの愛欲に いまだ飽かざるうちに 死はその支配に 伏せしむ 書店で手に取った『法句経』を、買うかどうか迷いながら立ち読みしていた時、この1節を目にして、購入を決めた。 「華」とは、おそら…

『勝つための情報学』は自己矛盾に陥っている

ここ数回の記事で、『勝つための情報学』という本に言及している。 勝つための情報学 バーチャルからリアルへ (扶桑社新書) 作者: 山村明義 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2018/12/27 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 昨晩、読み終えた……とい…

いま机の上にある本を簡単に紹介してみる

単なる思いつき&気晴らし。 視界の左から右へ、上から下へ、奥から手前へ順に書いていく。 1 一日一文 英知の言葉 2 法句経 3 紹文周の中国語発音完全マスター 4 日本人の論語 中国人の論語 5 2ヵ月で攻略TOEIC L&Rテスト730点! 6 ゼロから作るDeep …

読書観のパラダイムシフト

以前から気になっていた『読んでいない本について堂々と語る方法』を読んだ。 読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫) 作者: ピエールバイヤール,Pierre Bayard,大浦康介 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/10/06 メディア: 文庫 この…

『日本でいちばんわかりやすいプログラミングのドリル』楽しく解いて学べるクイズ本

この記事は、2018年6月17日、プログラミング学習用に作った別のブログで書いたものですが、そちらを閉じたので、「どくどく記」本体で再掲することにしました。 プログラミング独学の状況 取り組んでいる本 現在(2018年6月17日のこと)プログ…

『大人のための国語ゼミ』など。今週の立ち読み本のまとめ

今週も、本屋で立ち読みして気になった本をまとめていきます。 1.歴史系 (1)大航海時代の地球見聞録 通解「職方外紀」 立ち読みの魅力 (2)地中海世界とローマ帝国 2.勉強法など (1)大人のための国語ゼミ 文章の基本構造 (2)考える力を鍛える…

『アッシリア語入門』受け継がれし「世界帝国」の記憶

こんな本があったのか。 アッシリア語入門―現代アラム語 作者: 佐藤信夫,飯島紀 出版社/メーカー: 泰流社 発売日: 1993/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 古代の歴史ロマン10 ネオ・アッシリア語入門(ネオ・アラム語) 作者: 佐藤信夫,飯島紀 …

『社内政治マニュアル』など。今週の立ち読み本のまとめ

今週、本屋で立ち読みしていて気になった本をまとめていこうと思います。 1.歴史系 (1)「全世界史」講義Ⅰ 古代・中世編:教養に効く!人類5000年史 (2)逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (3)世界史 II──人類の結びつきと相互…

『教養バカ』知識をある程度身に付けた人へのアドバイス本

今回は『教養バカ』という本について書いてみたい。 教養バカ わかりやすく説明できる人だけが生き残る (SB新書) 作者: 竹内薫,嵯峨野功一 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2017/02/07 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る サイエ…

『超初心者のためのサイバーセキュリティ入門』これからの出世コースになるか?

ここが「未来」だ あなたは、この記事を何で読んでいるだろう。スマートフォンだろうか、それともパソコンだろうか。その目の前の「機械」の存在を、当たり前と感じるだろうか。 確かに、僕たちはハイテク機器に慣れ親しんだ。ゆえに、当たり前と感じるかも…

『生の短さについて』その努力は何のためか?「終わりなき苦しみ」を捉え直す

今回の記事は、僕の好きな哲学者の本から。 生の短さについて 他2篇 (岩波文庫) 作者: セネカ,大西英文 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/03/17 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (87件) を見る 学ぶことは「終わりなき…

『養生訓』古人に学ぶ日々の楽しみ方・8選

健康的な生活に関心がある。実践できているかは別の問題だけれど。 江戸時代に書かれた健康指南書である『養生訓』は、座右の本の一つだ。 養生訓 (中公文庫) 作者: 貝原益軒 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 1977/05/10 メディア: 文庫 購入: 2人 ク…

『諦める技術』流行する「自分磨き」へのアンチテーゼ

苦しくなったら立ち止まる たとえ「意識高い系」と言われようと、成長するのは好きだ。 知識を増やしたり、技能の練習をしてそれを獲得したり、あるいは、馴染みのない考え方について学んで、それを自分の思考法の中に取り入れたり。そのようにして、少しで…

『君の膵臓をたべたい』映画を観て、小説を読んだ。その感想【ネタバレあり】

『君の膵臓をたべたい』を観てきた。 妻と2人で観るにはいい作品だと感じたので、帰りに原作の小説を買って、翌日には読み終えた。 君の膵臓をたべたい (双葉文庫) 作者: 住野よる 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2017/04/27 メディア: 文庫 この商品を含…

『〈自己発見〉の心理学』脳内の不適切な「文章記述」を改める

蔵書整理を継続中。 www.redphos.com 本を手にとって、頭の中、心の中に浮かんできたことのうち、「書きたいな」と思った内容を、メモ的にまとめていこうと思う。 今回のインスピレーションは、この本から。 〈自己発見〉の心理学 (講談社現代新書) 作者: 国…

積読本『我と汝』

蔵書整理をしていた。 ある本を前に、手が止まった。 我と汝・対話 (岩波文庫 青 655-1) 作者: マルティン・ブーバー,植田重雄 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1979/01/16 メディア: 文庫 購入: 8人 クリック: 49回 この商品を含むブログ (44件) を見る …