どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

1. 方法を探求する

本の重さの感じ方について

書店で手に取った本が、やたらとずっしり重く感じられたり、逆に、妙に軽く感じられることがありはしないだろうか。僕はたまにある。 平均的な本の重さは、既に体で覚えている。だから、本を手に取る時には、重さを何となくイメージしている。そのイメージの…

大作を読むコツ:『資本論』と『源氏物語』

1 佐藤優氏の影響を受けて、マルクス『資本論』を読んでいる。 資本論 (1) (国民文庫 (25)) 作者: カール・マルクス,岡崎次郎 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 1972/03 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 14回 この商品を含むブログ (23件) を見る 文…

三木清曰く読書には2つの種類がある

1 独学の旅を始めるにあたり、僕は最初に読書術に関する本を色々と読み比べてみた。その理由として、佐藤優『読書の技法』の冒頭部を引用する。 なぜ、読書術が知の技法のいちばんはじめに位置づけられなくてはならないのだろうか。それは、人間が死を運命…

立ち読みした本をメモすると自分の関心が見える

衝動買いを防止する「メモ」 週に3度は書店に行く。立ち読みすると、すぐに欲しくなる。 そういうときは、まず書名をメモするようにした。スマホでぽちぽちやるのではなく、昔ながらの手帳とボールペンで、手間をかけて書く。ついでに、本の内容を軽くまと…

「どくどく記 2.0」のために

カテゴリに「体系化」を反映させた この記事で示した方針に従い、ブログのカテゴリを主要な6つのテーマに分けて整理した。 www.redphos.com 「読書と独学の記録」だけあって、テーマ「方法を探求する」に配置した「読書術」カテゴリの記事が一番多い。書く…

読書・独学の方法をアップデート中

体系化の試み まず、自分の「読書・独学のテーマ」を6つに分け、体系として形成してみた。*1 6つのテーマとそこに内包される主な科目は以下の通り。 方法を探求する:思考法、論理学、読書術など 生存する:災害、犯罪、健康、新技術への適応など 世界を把…

不完全さと、理想と

1 大体、完全な形を求めるから失敗する。 ブログを書くにしても、 「きちんと構想を練り、時間をとってパソコンの前に向かい、文章の構成を工夫し、投稿する前には何度も推敲を重ねて……」 なんてやろうとするから、続かない。僕のことだが。 このような書き…

大学教育を活用できなかった後悔

大学教育の意味も価値も、ロクに理解しないまま、受験を単なる「偏差値ゲーム」と捉えていた。 例に漏れず、入学後は遊び呆けた。授業に出ないで、効率よく単位を取ることがカッコイイと思っていた。酒と麻雀の日々だった。 時には、言い訳がましく呟いても…

難しい本はルーズリーフで読む

方法の対象となる本 難解な概念について説明している本を読む際に使用している。*1 体感している効果 難しい本の内容を、わからないなりに、記憶の中に取り込んでいける。知識として実際に使えるようになるまでには時間がかかるが、だんだんわかる部分が出て…

依拠すべき古典の選び方

「自分が依拠すべき古典を、どのように選びとるか?」 こんな問いを立てつつ、「古典」と呼ばれる作品をいくつか読んできた。 しかし、この問いは、方向性を間違えていたかもしれない。 逆だった。自分が古典を選ぶのではなく、古典がこちらを選ぶのかもしれ…

予定通りには進まない読書と独学

2月と3月はブログをサボっていましたが、まあ別に仕事でも義務でもありませんから、よいのです。書ける時、書きたい時に、雑多に書いていこうと思います。 西部邁さんの『保守思想のための39章』を精読していく計画を2ヶ月ほど前に立てたのですが、 www…

偏りを恐れない

「どんな偉大な思想も偏っている」と読んだのは、いつのことだったか。確かにそうだ、と思った。「あれもこれも読まなければ」という気負いが薄まり、楽になった。 自分の思想の偏りを正そうと、さかしく計算して、あちらでは『論語』を読み、こちらでは『聖…

速読・多読ではなく熟読へ/本の選び方

速読は、基本的に読み返さない。印刷されている文字の形から、その意味するところを「イメージ」として読み取り、頭の中で次々と映像を流すように情報を処理していく。 この処理は、百マス計算を解いている時のそれと似ているように思う。 時間をかけない 直…

西部邁『保守思想のための39章』を少しずつ読んでいく

先日、評論家の西部邁さんが亡くなりました。 川に飛び込んだとのことです。最後の著書となった『保守の真髄』の中で示唆されていたことではありましたが、こんなに早いとは思っておりませんでした。 ご冥福をお祈り申し上げます。 西部さんの著書は、5年ほ…

2017年、買った本は170冊、費やした金額は20万円

久しぶりの投稿です。 蔵書リストの変化でわかったこと 以前に記事にしたことがありますが、僕は自分の「蔵書リスト」を作っています。 www.redphos.com 去年1月の時点では、蔵書数は確か130冊ほど。 この記事を書いている時点で、総数301冊まで増え…

「問題を解いた印」をマルにするか、バツにするか?

河合薫氏の提唱する独学法「穴あけ勉強法」を試しています。 考える力を鍛える「穴あけ」勉強法: 難関資格・東大大学院も一発合格できた! 作者: 河合薫 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2016/02/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ …

「飽き性」な社会人が勉強・独学を続けるためには?

僕は性格的に「飽きっぽい」ところがあります。 次から次へと新しいことに興味を持ち、あれこれ手をつけはするが、どれも中途半端なまま。ただ、裏を返せば「好奇心旺盛である」とも言えます。 この特性を、うまく独学に活かせないか。 そう考え、以下のアイ…

読書に臨む3つのスタンス+α

「趣味は読書です」という人は多い。 しかし、その人は読書に何を求めているのだろう。読書への取り組み方が一致していないと、同じ「趣味は読書」の人同士でも話が合わないかもしれない。 そこで、僕が思う「読書に臨むスタンス」を3つまとめてみた。 1.…

最近の独学状況など

集中的なインプット中は、アウトプットに気持ちが向かいません。 これは初めてのことではなく、しばらくすれば自然と筆が進むようになることもわかっています。 ただ、完全にストップさせてしまうと再開が難しいので、少ない時期でも週2回は投稿できるよう…

議論の効用について

昔から、議論が下手だな、と思う。 それでも、下手なりに議論してみると、得られるものもある。その最たるものは、自分の中にある「言語化できていなかった考え」を、きちんと言葉にできる、ということだ。 言葉にできるということは、正体が明らかになる、…

ブログに時間をかけすぎない

ブログを始めてから、消失した習慣がある。 筋トレ 副業の勉強 良くない兆候だ。 もっとまずいことがある。 このブログは、あくまで「読書の記録」と「独学のアウトプット」の場として開設した。 しかし、ブログを書くことに一生懸命になりすぎて、肝心の「…

『大人のための国語ゼミ』など。今週の立ち読み本のまとめ

今週も、本屋で立ち読みして気になった本をまとめていきます。 1.歴史系 (1)大航海時代の地球見聞録 通解「職方外紀」 立ち読みの魅力 (2)地中海世界とローマ帝国 2.勉強法など (1)大人のための国語ゼミ 文章の基本構造 (2)考える力を鍛える…

『社内政治マニュアル』など。今週の立ち読み本のまとめ

今週、本屋で立ち読みしていて気になった本をまとめていこうと思います。 1.歴史系 (1)「全世界史」講義Ⅰ 古代・中世編:教養に効く!人類5000年史 (2)逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (3)世界史 II──人類の結びつきと相互…

「読書カテゴリ」記事の書き方をメモしておく

読書カテゴリの記事数が10を超えたので、自分用のまとめとして、現時点での同カテゴリの記事執筆スタイルに関してメモしておく。 1.読み終えてすぐには書かない ある1冊の本の内容を「理解できた」と感じるのは、いつだろう。読み終わった直後には、完…

『教養バカ』知識をある程度身に付けた人へのアドバイス本

今回は『教養バカ』という本について書いてみたい。 教養バカ わかりやすく説明できる人だけが生き残る (SB新書) 作者: 竹内薫,嵯峨野功一 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2017/02/07 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る サイエ…

『生の短さについて』その努力は何のためか?「終わりなき苦しみ」を捉え直す

今回の記事は、僕の好きな哲学者の本から。 生の短さについて 他2篇 (岩波文庫) 作者: セネカ,大西英文 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/03/17 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (87件) を見る 学ぶことは「終わりなき…

習慣の改善は公言せず1人でひっそり始める

目標は「宣言したほうがいい」? 習慣を変えたいと思った時、僕たちは、「一気に」かつ「完全に」変革することを望みがちだ。 毎日必ず◯◯時間勉強する! 毎朝必ず◯◯時に起きる! 毎晩寝る前に必ず◯◯をする! 毎日必ず◯◯を食べる! 通勤電車の中で必ず◯◯をす…

気分屋のブログの書き方

結構、気分屋だ。 調子のいい時と悪い時の差が大きい。 文章を書くことが好きだが、調子がいい時は何千字でも一気に書ける。しかし、書けない日は一文字も書けない。 ブログは、毎日更新しないといけないような気がしていた。 それから、一日に複数記事更新…

本を買いすぎる人のための「本の買い方」を検討する・2

前回の記事 www.redphos.com 必要な本はすでに持っている すでにたくさんの本を所有しているなら、おそらく、「新しく読んだ方がいい本」の数よりも、「再読したほうがいい本」の数の方が多いと思う。 本は、1度読んだだけではその内容をよく理解できたとは…

本を買いすぎる人のための「本の買い方」を検討する

積読者の悩み 僕は本を買いすぎる。 つまり、読みきれないほどの量を買っている。次から次へと本が増えるので、「積読本」が減ることがない。 「積ん読」状態が気にならない人もいるだろうが、僕の場合は、心の中で「やり残してる感」を抱いてしまい、あまり…