どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

蔵書リストづくりと定期点検のススメ

 

質の高い読書のために大事なこと 

持っている本のリストを、パソコンで作っている。

時々思い出した時に、リストを印刷し、クリップボードを片手に蔵書のチェックを行っている。ただの暇人の道楽に思われそうだが、これが案外、勉強の役にも立つ。

 

読書によって本の内容がどれだけ身につくかは、何で決まるだろう。

  • 本が扱う内容の難易度
  • 説明やたとえの適切さ
  • 読書に向かう集中力

こんなところだろうか。確かにこれらの要素は重要だ。しかし、もうひとつ決定的に重要な要素がある。

  • その本に対する情熱

これだ。別にひねりもない、「好きこそ物の上手なれ」というやつだ。

 

「情熱」について詳しく論じるのは別の機会にするとして、今回強く主張したいのは、 

蔵書リストづくりと定期点検は、本に対する情熱の再燃に効果的である

ということだ。

以下、方法を示す。

 

具体的な方法

いつもは本棚にしまいこんである本、読みさしでやめてしまった本、買ったはいいが読むタイミングを逃してしまった「積ん読」など。

これらの本を、時々でいいから1冊ずつ手にとり、その本との出会いを思い出してみる。

どこで出会ったのか。タイトルを目にして、目次を開いてみた時の気持ちは。表紙はどんな感触だったか。どんな魅力を感じて「欲しい!」と思ったのか。レジに持って行くときに迷いはあったか。家に帰って、袋から本を取り出し、ぱらぱらとページをめくった時、どう感じたか。ワクワクしなかったか。…………

こんなことを、1つずつゆっくりと思い出してみる。

自然と、その本を読みたい気持ちがよみがえってくるはずだ。

  

情熱は、「記憶」から生まれる。その記憶を取り戻してやれば、情熱もよみがえる。だからこそ、定期的に思い出を振り返る必要があるなぁ、と思う。

人間関係も同じかもしれない。 

 

書物にめぐりあうことには人間にめぐりあうのと同じ悦びがある。読書の悦びはかような邂逅の悦びである。

(三木清「読書論(b)」より)

 

(180815W 追記、修正)