どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

息子が産まれた

 

私事ですが……と書き始めてみたが、そもそもブログを書いて公開すること自体が「私事の極地」みたいなものなんだから、別にこんなこと書く必要もないな、と気づき、でもまあ、結局書いたまま残してみる。基本的には歯切れのいい文章を書きたいと思っているが、一方ではこういう、だらだらと無意味な文言を羅列する文章も、結構好きなのである。

 

それはともかく、息子の誕生である。

めちゃくちゃ可愛い。仏のような顔をしている。ありがたや。

 

ここ最近、林望訳『源氏物語』の文庫版を読んでいた。全10巻中7巻まで進み、今は続刊待ちだ。作中には、こんな和歌が度々引用されている。

「人の親の心は闇にあらねども子を思う道に惑いぬるかな」

要するに、親というものは子供のことが心配で心配で、わけわからんことも言うし、めちゃくちゃな方向に暴走もするし、とにかく冷静じゃいられないんだよ、くらいの意味だろう。

思い返すと、我が親たちも惑っていた。

子供心には、親たちには是非とも「立派な人、聖人君子」であって欲しかったし、進むべき正しい道を明瞭に示し続けて欲しかった。しかし実際には、聖人君子どころか、いつだって惑わずにはいられない「ただの弱い人間たち」であった。

それは、残念なことではあったけれど、仕方のないこと、自然なことだなぁとも思う。自分が親になってみて、ようやく、そのことを受け入れられた。今こうして親になった僕自身もまた、ただの弱い人間だからだ。

これから僕も、「子を思う道」に何度も惑っていくのだろう。そうして、息子を失望させるのだ。仕方ない。親の道とは、きっとそういうものだ。

 

 

ところで、親となった僕は、独学に関して1つの長期目標を立てた。

「息子に学力で勝ち続ける」

ということだ。

教養の基礎を作るために、すべてのセンター試験科目について、常に8割の得点を取れるようにしていたいと思っている。そのための勉強を続けるペースメーカーとして、息子の学力を利用させてもらおう、という魂胆だ。競う相手がいるとやる気が出る。

まあ、実際に勝ち負けを争うようになるのは息子が高校に入ってからだろうが、僕はその時までに、未履修の科目(物理・化学など)も含めて独りで学びなおし、なおかつ、その知識を10年単位で維持する必要がある。独学者にとって、取り組みがいのある適度な長期目標なのではないかと思う。