どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

育児を体験してみて

 

独学している暇がない。

 

まあ、厳密に言えば空き時間はあるし、その隙間時間を使って資格試験等の「勉強」には取り組めている。しかし、まとまった時間が必要な「研究」や「思索」はできない。我らがちっちゃなゴジラくんは、腹減りゃ泣く、クソすりゃ泣く、挙げ句の果てに眠くても泣くのである。眠けりゃ寝てくれ。ほんと頼む。

要は、常に「いつ泣くか」と気を張っているような状態なのである。のんびり風呂にもつかれない。食事にさえ集中できない。少し食べては子をあやし、ようやっとこさ寝かしつけ、冷めたおかずを頬張るや、またも子供は泣き始め……である。まるで、塹壕内でいつ始まるとも知れぬ砲撃音に怯える歩兵のようだ。ちょっと大げさか。

ともかく、机上に古典を紐解いて、亡き賢人らを訪ねつつ、時には酒瓶も傾けつつ、顔つきたるや深刻に、「この世界、いかにあらん」などと呑気に思い耽ってはいられないのである。実に、ギリシア哲学は有閑階級の産物であった。

 

でもね、楽しいんですよ。

僕は、他人のために何かをするのを好まない性格で、自立心に価値を見出し、依存心の強い者は軽蔑する傾向にある。

そんな自分が、赤ん坊という「他人に頼らずには生存さえ覚束ない生命体」の世話をすることに対して、こんなにも充足感を覚えるとは。意外と言うほかない。

 

 

一応、独学に関して書いておく。

最近は、興味関心の方向性がすっかり変わって、人文系から理科系にシフトしている。暇を見つけて蔵書整理をしたが、以前は「歴史」や「哲学」が占めていたメインスペースには、「プログラミング」や「統計学」の本が並んでいる。まあ、まだほとんど何もわからないような状態ではあるが。

加えて、ブルーバックスの『新しい高校**の教科書』シリーズ(**には理数科目名が入る)も揃え、少しずつ取り組んでいる。これまでの自分にぽっかりと欠けていた理数知識の基礎を固めるつもりだ。

その一方で、「統計的世界観」についての哲学的な問題点を扱っている本(船木『現代哲学講義』)に手を伸ばしたり、キリスト教関係の本(山本・若松『キリスト教講義』)を読んだりもしているので、完全に人文系から撤退したわけでもない。まあ、知に関するベースキャンプはあくまで文系側にあるのだろう。

 

とりあえず近況はこんな感じで。

 

 

あ、あと、あけましておめでとうございます。

今年は一層更新が滞ると思いますが、よろしくお願いします。