どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

最近の「立ち読みメモ」のまとめ

立ち読みもまた読書である。

書店に立ち寄るたび、気になった本、ふと目をとめた本をメモするようにしている。

 

立ち読みによって実際に「読む」のは、本の中身というよりむしろ「今の自分自身の興味関心」である。今回の記録では「生物」絡みの本が多くなっているが、これはちょうど生物学を勉強中だから、無意識に関連書に目が向くようになっているのだろう。

 

先週分のメモ帳から、記録順に。2指標による書評と、コメントもつけて。

2指標については、

  • ABCは「自分にとっての重要度」
  • 123は「かかりそうな時間の長さ」

たとえば「B1」なら「まあ重要で、すぐに読めそう」という見立て。

 

『オックスフォードの学び方』C1

人生100年時代の教養が身につくオックスフォードの学び方 (朝日文庫)

人生100年時代の教養が身につくオックスフォードの学び方 (朝日文庫)

 

 

帯で謳われている「6つの力」の内訳は、

  1. 統率力
  2. 創造力
  3. 戦闘力(交渉力と捉えて良いと思う)
  4. 分解力(問題を細分化すること。数学的な頭の使い方)
  5. 冒険力
  6. 表顕力(自分を演出するということだったか)

これらの力が大事だよ、という話である。加えて「物事を教えるには説明させることが大切」という話もあった。コンセプトさえ理解してしまえば、本書を読まずとも代替本はいくつもありそう。よってC1とした。

ざっと立ち読みしただけながら、心に残った箇所もある。「エリートは苦悩するもの」という部分だ。自分以外の何かを背負おうとすると、必然的に苦しみが付き纏う。エリートじゃなくたって、親や上司になれば、背負うものは増える。この「重さ」を嫌って、かつてはミニマリズムを志向したこともあるが、その人生観の根底に「無責任さ」を感じて嫌気がさし、すぐにやめた。

しかし、何だな。いわゆる「タフなビジネスマン」のイメージは、こいつらが作ってるのかね。よくわからんが。

 

『服従』A2

服従 (河出文庫 ウ 6-3)

服従 (河出文庫 ウ 6-3)

 

 

「ヨーロッパでイスラム政権誕生!」というストーリーらしい。「このまま移民が増えたら、国はどうなっていくのか?」という近未来シミュレーション的な小説だろうと思う。

日本も他人事ではない。先日、入管法が改正されたばかりだ。移民国家に変貌していこうとしている。生活に与える影響の大きさを思い、Aとした。

 

『西洋の自死』A3

西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム

西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム

 

 

基本的には『服従』の問題意識と同じ。

ちなみにこの本は、保守系のメールマガジン『表現者ciriterion』で紹介されていたもの。

 

『テアイテトス』A3

テアイテトス (光文社古典新訳文庫)

テアイテトス (光文社古典新訳文庫)

 

 

「知っているとはどういうことか?」を問う。独学の前提として、この問いには向き合わなければならない。

 

『あなたの話はなぜ「通じない」のか』B1

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

 

 

人からどう見られているか=「メディア力」によって、人生の難易度は変わる。

まあ、当たり前といえば当たり前の指摘でしかないのだが、ややもすると「実力さえあれば通用する」などと思いがちなクソ真面目野郎には、手元に置くことで「解毒剤」としての効果を発揮しそう。

 

『ざっくりわかるトポロジー』B2

ざっくりわかるトポロジー 内側も外側もない「クラインの壺」ってどんな壺? (サイエンス・アイ新書)

ざっくりわかるトポロジー 内側も外側もない「クラインの壺」ってどんな壺? (サイエンス・アイ新書)

 

 

数学漫画『はじめアルゴリズム』を読んで、トポロジーについては何となく思い描くことはできているが、具体的にどんな概念なのかもっとよく知りたい。

 

『群れは意識を持つ』A2 

群れは意識をもつ 個の自由と集団の秩序 (PHPサイエンス・ワールド新書)

群れは意識をもつ 個の自由と集団の秩序 (PHPサイエンス・ワールド新書)

 

 

『現代哲学講義』だったかな、何かの本で読んで「その通りだなぁ」と思ったことだが、統計的対象たる人類は「個体」というよりむしろ「群れ」として扱われる。この「群れ」というキーワードは、今後のヒトの生き方を見ていく上で、重要になるんじゃないかと思っている。

 

『動的平均』A2

新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか (小学館新書)

新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか (小学館新書)

 

 

言わずと知れた生物学の名著。むしろ何で今まで読んでいなかったのか?

ちょうど生物を勉強しているので、関心が再燃している。 

 

『生物に学ぶイノベーション』B2

生物に学ぶイノベーション 進化38億年の超技術 (NHK出版新書)

生物に学ぶイノベーション 進化38億年の超技術 (NHK出版新書)

 

 

最近書店を見ていると、「アートの発想をビジネスに活かそう」と考える人が増えているらしい。まあ、別にそれはそれで良いと思うが、「古生物」なんかもヒント探しをする上では面白い対象だと思いますよ。

 

『ロウソクの科学』B2

ロウソクの科学 (岩波文庫)

ロウソクの科学 (岩波文庫)

 

 

ロウソクを巡る現象の実験観察を通じて、自然科学の基礎が学べる……らしい。こういう身近なものを使った学びが、本当は一番良いのだ。テキストだけでは限界がある。

 

『種の起源』A3

種の起原〈上〉 (岩波文庫)

種の起原〈上〉 (岩波文庫)

 

 

現代の世界の前提をなしている理論が1つ「進化論」の原典である。これを読まずに、「世界を理解したい」などとほざくことはできないだろう。

ついてながら、ダーウィンというのは『資本論』のマルクスと同時代人らしい。両者とも、それぞれ生物について、あるいは資本主義社会について、その生成過程の全体像を明らかにしようと試みた。そのような大きな視点で世界を把握してきた人たちの系譜に、僕も連なりたい……と夢想している。

 

 

 

まだまだあるのだが、時間的制約のためここで区切る。