どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

朝鮮半島の歴史が動く日

 

トランプ大統領と金委員長の会談が行われている。

数年前では考えられないような状況だ。僕は、いつかアメリカが北朝鮮を攻撃し、韓国が主導して併合するものだと思っていた。2019年は、「朝鮮戦争が終わり北朝鮮が承認された年」として教科書に載るのかもしれない。

 

Civilization脳で、朝鮮半島の現状を眺めてみる。

すると、アメリカが取るべき戦略は「北朝鮮を打倒すること」ではなく、むしろ「徹底的に懐柔して対中露の緩衝地帯にすること」なのだろうな、と思われた。

 

アメリカは、最大の敵を「中国」と見定めつつあるように見える。

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まあ、アメリカ在住の投資家だからと言って、その利害は必ずしもアメリカ本国と一致するわけではないのだろうが、それでも、アメリカが主導して中国包囲網が敷かれつつある流れは見える。

彼の国のお膝元である北朝鮮を懐柔し、配下にすることができれば、中国に対して強力なプレッシャーを与えることができる。そこまでいかなくとも、対中外交で北朝鮮を中立にさせることができれば、アメリカは今後かなり立ち回りやすくなるはずだ。

もちろん、そんな簡単にはいかないだろう。しかし、地理的条件だけを考えれば、十分に取り組みがいのある話である。

 

「米中対立」を軸に考えてみると、「トランプ金会談」の他にも、さまざまな国際情勢の背景を推測できてくる。データの裏付けがない妄想ではあるが、いくつか考えてみた。

たとえば、シリアからの米軍撤退。軍を動かすには多額の予算が必要だ。シリア撤兵により浮いた予算を、何に振り向けることになったのか。もしかすると北朝鮮への懐柔工作に使うのかもしれない。実際、トランプ大統領は「アメリカは北朝鮮を経済支援する。北朝鮮は経済大国になるだろう」というような発言をしている。

あるいは、ベネズエラ情勢。詳しくは知らないが、これも欧米vs中露の代理戦の様相を呈しているとのこと。南米のベネズエラで騒動を起こせば、アメリカはそちらへの対処も迫られる。背後に第三国の意図が働いている可能性があるのではないか。

さらには、日韓情勢。アメリカと北朝鮮との交渉が始まるこのタイミングで、アメリカの同盟国である日韓の関係が急激に悪化した。このタイミングが偶然だとはどうも思えない。

……などなど。

 

Civilizationで遊んでいると、現実の国際情勢についてもゲームと同じようなプロセスで思考し、分析してみることができる。しかし、これが真実だと言うつもりは一切ないし、当然、現実とゲームはまったく別物だ。そのことをわかった上で取り組むならば、「仮説の構築」くらいはできると思う。