どくどく記 〜読書と独学の記録〜

読んだ本の記録と、考えた事のアウトプット。

どくどく日誌(3/30)

 

朝。録画しておいた「ゴルフ☆メンタリスト」という番組を見る。悲観的な人はあらかじめ「最悪のイメージ」をしておくことで、冷静になるのだという。よく言われる「最高のイメージを描く」が効果的なのは、楽観的な人に限られるのだとか。……なるほど、大いにありえる話だ。正直、これまでDaiGoという人物には胡散臭さを感じていたし、まあ今も感じているのだが、有用なものは使わせてもらおう。

そのほかに「リフレーミング」という方法。身体的な変化の心理的な意味合いを言葉に出して書き換えることで、プレッシャーを克服する。それから「第三者実況」という方法。自分の感情を三人称描写することでプレッシャーから距離を取る。身体を鈍らせる不安な感情を客観視するのは、ゴルフ以外にも活かせるだろう。

……ここまで書いて気づいたが、これはヴィパッサナー瞑想そのものだな。

感情から距離を取るコツとして「歌う」というのもあった。

 

子供が昼寝した隙に『狼と香辛料』の続きを読む。架空世界の物語とは言え、商人の心理や価値観を知る上では悪くない教材かもしれない。主人公が発見した「価値が下がる銀貨を買えば買うほど利益が出る企み」とは一体なんなのか、自分なりに予想してから先を読み進めよう。ヒントは「あまりにも規模が大きい」ということらしい。

2回目の昼寝のときには腕立て伏せ。プリズナートレーニングのレベル3である膝突き腕立て伏せを、「2秒で降ろし、1秒止め、2秒で上げ、1秒止まる」方法で24回、9回の2セット。10年後には片腕立て伏せまで到達している。長期目標。

 

『西洋の自死』の英単語を調べようと思ったが、子供が膝の上で寝ており、置くと起きる。ひとまず『狼と香辛料』の「企み」について考えてみる。規模が大きいということだから、おそらく国家絡みだろう。貨幣発行国が主導する企みと見て、どんな利益の構造があるだろう。

少し考えてみて、仮説はできた。銀貨発行国は「元の銀貨」を集めておき、銀貨の価値を切り下げる=銀の含有量を減らしたあと、「元の銀貨」を溶かし、価値の下がった「新しい銀貨」として造幣し直す。ここがポイントになるが、1枚あたりの銀の含有量が減るのだから、「元の銀貨」の枚数より「新しい銀貨」の枚数の方が増えることになる。つまり、貨幣流通量を増やすことが目的の国家主導の企みと見た。おそらく主人公は、儲け話に乗ったふりをして「元の銀貨」を集め、その価値が下がったあと敢えてそれを手放さず、当局と交渉して高く買い取らせるつもりなのではないか。

 

続きを読んで、答え合わせをする。概ね正解だった。国家、というより貨幣発行権を持つ王家は、価値の切り下げによって貨幣量を増やそうとした。ただし、それは「流通量」を増やすというより、「王家が所有する貨幣量」を増やすことであった。要するに錬金術である。

また「企み」の首謀者は王家そのものではなく、王家相手の取引で利益を図ろうとする大商人であった点は外した。でもまあ、取引の構図と狙いについては正解できたと思っていいだろう。

『狼と香辛料』はシリーズ物で、まだ続いていくようだが、まあ他のは読まなくてもいいかな。今度また経済小説を読むなら、現実世界を舞台にしたものにする。

 

夕食後、唐辛子の漬物をつまみに黒霧島をストレートで飲む。コップになみなみと注ぎ、一気に煽ると、体が温まり、緩んでくる。久しぶりに気持ちよく酔えた。職場の飲み会は好かないが、酒は好きだ。酒のことも記録してみよう。